2013年10月19日土曜日

妹のこと

私には姉と、妹が2人います。(妹1(上)と妹2(下)とします。)
といっても、妹1は生後4ヶ月の時に亡くなったので、今は姉と妹2の三人姉妹としています。
それにもし妹1が今でも生きていたら、妹2はこの世にいなかったでしょうし(ごめん妹2よ)。


妹2は先天性の病気を持って生まれ、少し人とは違った雰囲気があるのかもしれません。
私が学生時代、“人と同じなんて、嫌”といった、中二病のような価値観に酔いしれていた頃、
彼女は小学校でいじめに遭い、「人と同じになりたい」といって泣いてる姿を目にして反省しました。
いじめは過酷なもので、私は地方の大学へ行ったためあまり目の当たりにすることはなかった
のですが、両親、特に母親は半分ノイローゼのようになっていた時期もありました。
それでも妹2の明るい性格は誰も壊すことが出来ず、今も前向きで朗らかで、とてもよい子です。

今は、“夢を追う”ために会社を辞めてアルバイトをしていて、私としては彼女が会社を
辞めると言った時、「正気の沙汰じゃない!」 と大反対していたので、それ以降あまり
顔を合わせることはしていなかったのです^^;。

彼女は生まれながら卵巣が発達しない体質で、自力で排卵することができません。
以前インターネットで妹2と同じ症状を持つ女性が、卵子提供で出産しているブログを見つけて
読んでいたのですが、妹2は、結婚や出産に興味があるのか定かではありませんでした。

先日、妹と2人で話す機会がありました。
彼女はその、生まれながら持った体質のために、小学生の頃から自己注射をしていました。
病院にも定期的に通っているので、主治医がいて、相談相手もいるのですが実際にどういうことなのか、その症状を学生時代にインターネットでよくよく読んでから、落ち込んだ時期もあったそう。
これからは誰も好きにならないし、1人で生きていこうと思ったのだと。
妊娠はおろか、結婚も出来ないかもしれないのだと彼女は解釈したそうです。

私は最近になって、子どもは出来ないかもしれない。諦める未来もあり得るのかもしれないと、
時間をかけてやっとそういった気持ちになってきましたが、それを頭から否定されたとしたら、
それは一体どんな心境なんだろう。

・・彼女はそれもあって、夢を追おうと会社を辞めたというのですが、、それはよく分からないけど。
昨年辺り彼氏が出来たらしいのですが、彼にいつそれを告白すればよいのかもとても悩んだそう。
初めから言えば“前のめりな”と思われる? 遅くなれば“今更?”と思われる?と。
そんなふうに悩んでいる妹を想像するだけで、、あぁ、泣けてくるぜ。

でも実際は、結婚して、卵子提供で出産している人も、います。
妹2も卵子提供のニュースはチェックしていたようで、卵子提供や不妊治療の話に花が咲きました。
「私もあげられたら良いんだけど」とそこまで言うと妹の顔が一瞬ぱっと明るくなったような気が
しましたが、「35歳以上になると、卵子が老化してあげられないんだよ」と続けました。
「老化」という言葉にあぁと反応する彼女。
「でもあと数年なら大丈夫かもしれない、あげられるかもしれないよ」と言ってももう反応薄。

この時ほど若返りたい、と思ったことはありません。
品定め志向の男性からの評価こそ落ちるけど、女性は年齢を重ねれば重ねるほど楽になれるような気がするのです。どんどん肩の力が抜けていくというか、20代の頃よりも今の方がずっと楽しい。
だから、いくつの頃に戻りたい、など一度も考えたことがなかったのですが、
私がもっと若ければ、妹の出産の力になれたかもしれないと思うと、時間を巻き戻したい。

陳腐な話になりますが、高校時代にお付き合いしていた人から、「(その人のこと)愛してる?」と
聞かれて戸惑ったことがありました。若気の至りです。その時は「う、うん」と答えた気がします。
“愛、、愛って、なに!?”と一瞬混乱し、しばらくなんだろうなーと思いながら生活してました。
その頃妹2は小学校低学年の可愛い盛りで、私の周りをチョロチョロ動きまわっていました。
そんな彼女を見ていると、当時付き合っていた、そのひとりよがりな人(ごめん!)を私は愛してないなーと実感しました。私がその頃“愛してる”と胸を張って言えるのは、妹だけでした。

愛、それは、、、なんて話は出来ませんが、でも「自分を100%信じて構わないよ」「あなたの
ためなら私は死んだって構わないよ」と思えることかなーって、思います。


妹がもし本当に望むのであれば、倫理も考えず採卵することはいとわない私ですが、もともと自分の体質で良質の卵子が採れないことや、卵巣年齢には逆らえないので、こればかりは難しい問題です。

妹2には、とりあえず卵子提供するにしても、それに理解のある伴侶を得るにしても、どちらにせよ
定職についていた方が良い旨を伝えて帰ってきました。 
お金で幸せは買えないかもしれないけど、自由は買えると思うので!(とは、どなたかのブログで見た言葉かもしれない・・)

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