2014年6月23日月曜日

おわりに

夫と結婚した時、転勤族になることは必然的なことで、定期的にある引っ越しも当然のことと
受け入れることは出来たのですが、子どもが出来ない、ということは想定外の出来事でした。

なんせうちの母(父も?)は欲しい時に、欲しいだけ、4人ポコポコと産める女性だったので、
その娘である私に子どもが出来ないとは、と、なかなか受け入れられずにおりました。
(一度母に不妊であると告白した際、母は第一声「可哀想、、、お母さんはポコポコ産めたわよ」
 そして矢継ぎ早に、「安産型なのにね、、、」ととても残念そうに私に言ったのでした。私「・・・・」)

夫は専業主婦というものに対して否定的で、いつも「働かざるもの食うべからず」というスタンスで。
専業主婦でも、本当にきちんと、本でも出せるんじゃ?というくらいに突き詰めてやっている人は、
私の知り合いにもいるのですが、本当に素敵だし、凄いなと思います。
そんな方にもてなされたりすると、そうか、ここまで出来れば、夫も文句は言わないだろうな。
などと毎回感心させられるのですが、それが、私には、出来ない。
故に、いつでも中途半端に働き、中途半端に家事をこなしてとうとう結婚9年目に入り、(自業自得だけど)
その間ずっと肩身の狭い気持ちでいたのも、少し事実です。

そんな私の頭の片隅にはいつでも「子どもが出来たら」という想いが一部分を占めていました。
私は元々頭があまり良くない上に不器用なので、働きながら、子育てしながら、いつくるか
分からない転勤に備える、とは、私のおちょこほどの許容量をオーバーするに決まってると算段。
だから、結婚2年目くらいからはいつ出来たって大丈夫、赤子、カモーン、という感覚で
時短のアルバイトや派遣をして暇を潰して(雇ってくれた方々、す、すみません(;゚Д゚))おりました。

社員として忙しそうに、張りのある生活をしてそうな同世代の女性を見ると、自分に劣等感を
抱くと共に頭のなかで「いや、今の私は仮の姿だから」と、言い訳すらしているのでした。
そう、本当は子育てで手一杯な自分が本来の姿で、週3日の仕事とテキトーな家事と夫と猫と
共に余裕しゃくしゃくで過ごす週末、というのは、子どもが出来るまでの仮の姿、なんて、思ってきたのです。
図々しい。。

不妊治療も本腰を入れてやろうと思うと時間的な制限もありますし、時短の仕事でさえ
遅刻したり、休んだりといったこともあったので、益々フルタイムは無理なことだと思っていました。
でも、去年に体外受精4回目が陰性に終わった時、なんとなく、あれ?出来ないかな?と
子どもを抱く未来を想像出来なくなっておりました。(たった4回で、、、弱いです。)

そして、夫と私と猫とときどき転勤。こっちが、本来の私なんだな?
と、これまでには無かった感覚が芽生えました。

そっか。子どもがいない夫婦。こっちが本当なのかなと。
ずーっと苦しかった原因が分かった気がしました。

自分も子どもを抱いてるはずなのに。
赤ちゃん待ちを始めて以来、同級生や友人や知人や、周囲の色々な人が妊娠と出産をしていきました。
もう小学生になってる子もいて。私の赤ちゃん待ちを追いぬいて出産、生まれてきた子達は、合わせたら1学級くらいにはなってしまったのではないかしら。(勝手に合わせるなという感じですが、、)


その後、テレビだったか(いつもテレビ情報ですみません)、仏教用語で
『痛みからは逃げられないけど、苦しみは選べる』という言葉を聞いて
なにか、喉に詰まってたものがすっと流れたような感覚になりました。

今の自分は本来の自分の姿ではない(図々しい)、と思うことで私は自ら苦しんでいたのだなと。
イコール赤ちゃん待ちを諦める、ということになるのか分からないけど、ともかく現在の自分を
潔く受け入れようと思ったら、フッと肩の力が抜けたような気がしました。

今回妊娠出来た、ということに関しては、前の日記にも書いたのですが、本当に何が良かったのか
分かりません。
なにか具体的なことを書けると良いのですが、これといって、、無い。強いて言えば水をたくさん飲んで、汗をかいて、サプリメント(マルチビタミンとミドリムシ)を摂った、ということくらいでしょうか。
良く言えば自分を受け入れ、悪く言えば不妊治療から逃げようとした直後の妊娠でした。
全く参考にならなくてすみません。

10人赤ちゃん待ちをしている人がいたら、10通りの不妊原因があるような印象があって、
私が偉そうにアドバイス出来ることなんて、なにひとつありません。
実際、“もう頑張らない”と、気張ってすらいませんでした。

今思い出しても不妊治療はとてもしんどいものでした。
実は妊娠が分かった直後、「これが諦めた途端の妊娠なのか?」という考えが一瞬よぎりました。
でも、私の場合は違います。諦められないから人工授精を行っていたわけで。
たまに、「諦めた直後の妊娠発覚」という方に遭遇すると憧れたし、それを狙って治療を休んだことも^^;。
でも実際は頑張って妊娠されている人の方が、大半です。



妊娠発覚後、新しくブログを書き始めました。
初めは継続してくれるのか分からず不安でしたので、自分のためのメモ程度で公開するつもりは
無かったのですが、やはり誰にも読まれないものは筆も滞りがちになるのと、嬉しいことに
「読みたい」と言ってくれる方がいたので(真に受けるなと・・はっ)、公開させてもらうことにしました。
『お腹の中の女の子 名前はまだ無い』
変な題ですが、胎児ネームを夫に依頼してるのですが、まだ無いそうで。
ワールドカップが終わってからになるそうです。これは夏目漱石オマージュということで。
こちらも相変わらず、あまり参考にならないブログとなっております。

更新をサボっている間、大好きなブログのブロガーさんが「大丈夫?」とメールをくれました。
私が一方的に好きになって購読していたのですが、読者登録の時くらいに一度メッセージを
残した位だったのですが、私のブログを読んでくれていたらしく、メールをくれたのでした。超感動。
きっと私のブログスキルはごくごく低いものとは思いますが、それにもかかわらず、たくさんの素敵な縁をもたらしてくれました。
一緒に喜んでくれて、しんどい時は励ましてくれて、いつもありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いします。。



不妊も、不妊治療も、私にとっては学びの連続でした。
どうもありがとうございました。

2014年6月21日土曜日

治療歴

これまでの治療歴をまとめてみました。
分かりにくいと思いますが、、ご参考まで。


上記には診察費が含まれているので、治療内容そのものの金額ではありません。
我ながら、なかなかテキトーなのですが。大体の金額、ということで。

2014年6月20日金曜日

ご無沙汰しています

前回の日記から、間があいてしまいました。
その間何をしていたかと言いますと、まず3月から3ヶ月間の学校に通い始めまして、
宿題と家事で手一杯の毎日を送っておりました。
不妊治療の方は人工授精に切り替えて、幸いクリニックが学校のすぐ近所だったので
学校前に採血→放課後に診察、なんて感じで通い、3月の上旬に人工授精を行いました。
結果、陽性。今回は継続出来て、現在は17週に入りました。

最後の日記に“不妊は悲劇だ”なんて書いてしまい、我ながら思い詰めた感がヒタヒタと滲み出ていて、
しかもその後ずっと更新しないでいるなんて質が悪いと思っております。 すみませんでした。
3.11もあって、当時のことを思い出すと悲劇のヒロインになっている自分が恥ずかしい、、。

更新出来なかった理由は学校で手一杯だった、というのももちろんありましたが、次にくるのが流産の恐怖。
ちょうど妊娠時期も去年と同じ頃で、またなってしまうのでは、という恐れから、毎日ただビクビクと
過ごしていました。

待ちに待った、自分に宿った新しい命を失うのは、本当に本当に、辛いことです。
不妊でいるだけでもしんどいのに、妊娠が判明してふわりと持ち上げられたと思ったら
間髪入れずに地面に突き落とされる非情さ。それもたくさんの方が経験されいます。

でもでも、それは反対に、妊娠出来る、という証拠でもあるんですよね。
私はそれを教えてもらったはずなのに、虚無感に負けて「もういいや」なんて思い始めてましたが
(まだまだ出産までは気は抜けませんが)、希望を捨てることは無かったんですよね。

流産されて、次の妊娠を待っている方、流産されてしまったばかりの方、私が言うのは
おこがましいですが、どうかどうか、希望を捨てないでください。
次はきっと、大丈夫です。気を落とさず、 身体を大切にして、その時を待っていてください。

私は昨年まで6年間、ただの一度も陽性反応を見ることなく赤ちゃん待ちをしていて、
やさぐれていた時期もかなりありました。
初めは3年間の自己タイミングに限界を感じて産婦人科の先生にタイミング療法を1年間。
その後初めてくぐった不妊治療専門のクリニックでは開口一番「あなたのような人は、体外受精じゃないと妊娠出来ない」と言われる経験も、当時の私にはショッキングなものでした。

何をもって「あなたのような人」となったのかは、分かりませんが、その後採卵を5回と移植を4回して、全て結果は陰性でした。結局妊娠できた2回は、人工授精によるものでした。

不妊治療はわからないことだらけで、ややもすると主体性を失いがちです。
時間もお金も体力も必要で、何より、「これをすれば必ず授かる」という保証が何も無い所で
持ち堪えないといけません。
私にはなにひとつとして「○○をすれば妊娠出来るよ!」なんて言えることはありません。
体外受精で何度も陰性だった中、どうして前回と今回人工授精で妊娠出来たのかも、
今でもよく分かりません。 正解なんて無い、ということだけが分かりました。

不妊治療中で一度も陽性反応を見たことの無い方も、私のようなケースもあるのでどうか
気を楽に、自分に合った治療法というものが、きっとあるはずです。
自分の治療を信じて、突き進んでください!


このブログはあと数回、私の不妊治療の経歴等を載せて、終了する予定です。
たくさん悩みを吐き出しては、たくさんの方に励ましてもらいました。
本当に、ありがとうございました。